こんにちは!ヘルスコーチのYUMI(@yumiid/@you_me314)です。
最近街中を歩いていると思うのが、姿勢の悪い人がすごく増えたなということ。
スマートフォンを四六時中見るようになったのと、仕事でパソコン作業をすることが増えたことから、知らず知らずのうちに姿勢が悪くなってしまいがちです。
電車に乗っていても、姿勢がいいなと思う人は厳かな感じのする年配の方ばかりで、若い人もおじさんもおばさんもみんな猫背だったり、首が前に出てしまったりしています。
例えば、パソコンをいじるときはこんな姿勢。
スマホをいじるときは、自然にこんな姿勢になることはありませんか?
二つとも猫背で、首と肩は前に出てしまっています。顎も前に突き出て、ポカ口があいてしまっていますね。
こういう首のカタチをストレートネックといって、肩や首に負担がかかります。
私も毎日モーちゃん(娘)を抱っこ紐でくくりつけているので、肩甲骨や腰に負担を感じます。それに、この重り、日々重くなる( ;∀;)
都度背中まわりをほぐしてあげないと、本格的な腰痛になるなという気がしているので、フォームローラーを使って筋膜リリースをしたり、旦那をつかまえて揉んでもらったりしています。
それから、常に姿勢を正すことが重要と思います!
でも、姿勢を正すことはどうしても忘れてしまいがちですよね。
「姿勢っ!」と思っても、ものの3分後には忘れて猫背になっていることも。
悪い姿勢は見た目がかっこ悪いだけではなく、色々な体の不調の原因になったりするので、こまめに正してあげたいものです。
今回の記事では、まずは姿勢が悪くなることのデメリットを知った上で、私が試している姿勢強制の対策をご紹介します!
姿勢が悪いことによってもたらされるデメリットとは?
姿勢が悪いことが何となく体に良くないということは分かりつつも、ついつい惰性で姿勢を崩してしまいがちですよね。体は楽な方へ、楽な方へと崩れていきます。
でも、姿勢が悪い状態って何がそんなにいけないんでしょうか?
悪い姿勢は内臓を圧迫する
猫背や首が前に出た姿勢は、肩こりや首こりの原因になるのは誰だって知っていますよね。
でも筋肉の凝りが生じるということ以外にも、内臓が圧迫されるということをご存知でしょうか?
肺が圧迫されれば肺活量の低下につながりますし、呼吸がしづらいから口呼吸になります。口呼吸はさまざまな疾患の原因になります。例えば、ウイルスなどが直接体内に入りやすくなるので風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。また、口内が乾燥して唾液が減るために、口臭や虫歯の原因にすらなります。その他、アレルギー疾患や自律神経の乱れにもつながるともいわれています。
猫背になると肩甲骨が外に開いてしまいます。長年そんな姿勢を続けていると肩甲骨周りの筋肉が硬直してしまいます。
整体師の宮川眞人さんによると、肩甲骨の左側が硬直すると心臓に、右側が硬直すると脳に疾患が起きやすいのだそうです。なので、左側が硬直している人には心臓病や心臓肥大などの心疾患、右側が硬直している人には脳卒中、脳出血、脳梗塞などの疾患が見られやすいのです。
片頭痛持ちで何を試してもダメという人は、元をたどれば姿勢が悪いことが原因だったりすることもあります。
よく、ヨガを始めたら体調不良が改善した!という人がいます。
それもそのはず、ヨガは体をひねったり伸ばしたりして、圧迫された内臓を楽にしてあげることができるからです。それに鼻呼吸の練習にもなりますので、全体的に体調が良くなりやすいのです。
姿勢が悪いと残念なオーラになる
街中でモデルさんや女優さんを見かけたことがありますか?
彼女たちは決まって「タダものならぬオーラ」を醸し出しています。
顔立ちやお肌が綺麗でスタイルが良いことはもちろんですが、彼女たちは姿勢が良いのです。肩が開いてすとんと下に落ちていて、首がすっと上に伸びています。
一方で、スーパーなどで見かける機嫌が悪そうなおばちゃんはいかがでしょうか?
猫背で、肩が前に入っていて、首が前に突き出ているのではないでしょうか。そして眉間にしわを寄せていて、肌も何だか黒ずんでみえて、しわだらけです。口を開けば何か心配事が出てきそうです。出来ればお友達にはなりたくないですよね(笑)。
要するに、オーラとは姿勢なのです。
姿勢が良ければ、鼻からたくさん酸素が取り込めます。体に十分に酸素が巡れば、血流も良くなり、栄養の循環も良くなり、脳の回転も速くなります。思考もポジティブになります。
それが「オーラ」として現れるのです。
もしこの文章を外で読んでいるのなら、街ゆく人々を観察してみてください。
「あ、素敵だな」と思う人は、決まって姿勢が良いはずです。
「なんか不幸そう」と思う人は、姿勢が悪いのです。
良い姿勢を保つためにできること
姿勢を正さなきゃいけないことは分かっているのに、気付いたら悪い姿勢に戻ってしまう!というそこのあなた。私も同じです。
だから姿勢が悪いことのデメリットをまず知ってもらいました。ここまで読んでくれた人なら、自然と姿勢をシャンとしている自分に気が付くかもしれません。
問題はいかにして継続するかということです。
そこで、良い姿勢を保つための対策をいくつか提案します!
1.姿勢が悪くなってくるとヤバイことをビジュアライゼーションする
ビジュアライゼーションとは聞きなれない言葉かもしれませんが、日本語では「頭の中で何かをイメージ(可視化)すること」や、「その光景をありありと思い浮かべること」を指します。
姿勢が悪くなってくると何かまずいことが起こる、というイメージを頭の中で思い浮かべておくことで、姿勢が崩れてきたときに「はっ」とすることができます。
例えば・・・
肩に向かって針が設置してあって、猫背になってくると刺さってしまう
首が前に出てるとおでこでボタンが押されて水が上から落ちてくる
怖いですよね~。
などなど、姿勢が悪くなると自分が嫌いな虫に触れてしまうとか、嫌いな食べ物が口に入ってくるとか、なんでもいいのです(笑)
こういった想像しておくことで、脳に「この姿勢はやばい!」と刻み込むことができます。
2.あちこちに付箋を貼る
姿勢を正すことを忘れないように、家やオフィスなど普段時間を過ごす場所ところどころに付箋を貼ってみましょう。
洗面所の鏡やパソコン画面のフチ、ダイニングテーブル、コーヒーテーブルなどところどころに「姿勢!!」と書いた紙を張り付けましょう。
スマホの待ち受け画面にしてもいいかもしれませんね!
3.アラームをセットする
ケータイのアラームを1時間に1回鳴るようにセットしてみましょう。アラームが鳴る度に姿勢がシャンとするはずです。
Googleカレンダーなら繰り返し設定ができて、ケータイの画面に「姿勢!!」など文字がポップアップするように設定できますので、こういったものを活用してもよいでしょう。
4.姿勢が悪くなってきたら周りの人に指摘してもらうようにお願いする
周りの人を巻き込むのも一つの手です。
家族や友達、同僚などに、姿勢が悪くなってきたら指摘してもらうようにお願いしましょう。
もしくは一緒に「姿勢矯正キャンペーン」を実施してはいかがでしょうか。
罰ゲームをつくってもいいですよね。罰金制とか、かたもみとか。
我が家では特に食事中に「姿勢矯正キャンペーン」を実施しています。
あまりに姿勢が崩れてしまった人には、このようにたすき掛け風にゴムバンドを装着した「ゴムバンドの刑」が待っています(笑)。
まとめ
姿勢を正すと色々と良いことがあることが分かりましたね!
ひとりでは実践するのが難しいという人は、ぜひぜひ人を巻き込んでみてください。
みんなで姿勢を良くして、病気になりにくいボディと「素敵な人オーラ」を目指しましょう!
Good luck!
武田薬方web. 口呼吸、していませんか?
宮川 眞人(2011). 誰も書かなかった整体学―現代を、生き抜くための整体論
竹井 仁 (2018). 疲れない体になるには筋膜をほぐしなさい