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産後イライラするのはなぜ?ガルガル期はいつまで?ママ脳の変化と対処法を徹底解説!

こんにちは、トレーナー・ヘルスコーチのYUMIです。

産後、こんなふうに感じたことはありませんか?

  • すぐイライラしてしまう
  • 情緒が不安定で、自分じゃないみたい
  • 感情のコントロールがきかない

それ、あなたのせいではありません。
実は、脳が「ママ仕様」に作り変えられている途中だからなんです。

今回は、洋書『Mother Brain(マザーブレイン)』の内容をベースに、産後の脳の変化=ママ脳について、わかりやすく解説していきます。

「ガルガル期ってなに?」「産後のイライラはいつまで続くの?」と悩んでいる方にこそ、知ってほしい内容です。

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Mother Brainが教えてくれる「ママ脳」の正体とは?

Mother Brainは、公衆衛生学に精通したジャーナリスト、チェルシー・コナボイさんによる著作。
妊娠・出産によって女性の脳がどのように変化するかを、最新の脳科学に基づいて解説しています。

印象的だったのが、

「妊娠〜産後にかけて、女性の脳は再構築される」

という話。

これは「記憶力が落ちた」とか「感情が不安定になった」というネガティブな意味ではなく、赤ちゃんを育てるために脳が最適化される変化なんです。

脳の灰白質が減る?それって大丈夫?

MRIによる研究では、妊娠中の女性は脳の灰白質(gray matter)が産後に減少することが分かっています。

脳の一部が減ると聞くと、妊娠すると脳が退化するのではないかと不安になってしまいますよね。

でもこれ、悪いことではないんです。

「灰白質が減る=脳の機能が衰える」ではなく、

不要な神経のつながりを削ぎ落とし、必要な機能に集中できるようになる「神経の断捨離」が行われるんですね。

そしてこの現象は、思春期にも起こるんです。

つまり、産後のママは『第二の思春期』を迎えているような状態なんです。

第二の青春?!みたいな感じがして、ちょっとだけ心ときめくのは私だけでしょうか?(笑)

産後の脳では、どんな変化が起こる?

『Mother Brain』の脳科学の知見によると、産後に変化するのは脳のこんな部分です。

■ 前頭前野:感情のコントロール・判断力に関わる

  • 灰白質が減少し、赤ちゃんに関する情報処理に特化
  • 感情のコントロール力は一時的に不安定になるが、母性行動の準備として正常なプロセス

■ 側頭頭頂接合部:共感力・他者の感情理解に関わる

  • 赤ちゃんの表情や気持ちを敏感に読み取る力が高まる
  • 共感のチャンネルが「赤ちゃん専用」になる

■ 扁桃体:不安・恐怖への反応に関わる

  • 活性化しやすくなり、赤ちゃんの泣き声などに即座に反応
  • この状態が「ガルガル期」と呼ばれるイライラの正体

🔹ガルガル期とは?

産後1ヶ月〜半年頃までに多い、周囲に攻撃的・神経質になる状態。

これは、扁桃体が赤ちゃんを守るために「過敏モード」になっている証拠です。

■ 視床下部:母性行動に関わる

  • オキシトシン分泌が増え、赤ちゃんへの愛着が自然と深まる
  • 行動そのものが「母親らしく」なっていく

社会はまだ、この変化を理解していない

思春期の変化は「成長」として歓迎されるのに、

産後の脳の変化は「母なんだから当然」と見なされがち。

そのせいで、ママがひとりで苦しんでしまうことも少なくありません。

でも、脳がこれほど大きく変わるのに、何の支援もないのはおかしい。

まずママ自身が「これは脳のせいなんだ」と知ることが、最初の一歩になるのではないでしょうか。

エクササイズは「ママ脳」の変化を助けてくれる

脳の変化に加えて、運動はママのメンタルを助けてくれる心強い味方です。

  • 前頭前野の働きをサポート
  • ストレスを軽減し、気分の安定に効果
  • 自律神経を整える

赤ちゃんと一緒にスクワットする。あやしながらストレッチする。

そんなながら筋トレでも、十分に意味があります。

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最後に:自分だけがおかしいんじゃない

感情の波に飲み込まれそうなときは、

「これは思春期みたいな脳の変化なんだ」と思い出してください。

感情コントロールができない自分を責めるのではなく、

「私は今、進化の途中なんだ」と少しだけ自分を労わってあげてください。

そして、心と体を整えるために、少しずつ動いていきましょう。運動は、心と体の薬です。

あなたのそのイライラにも、不安にも、ちゃんと意味があるんですから。

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