何もかも上手くいかないと感じる時に身に着けたい思考法

私たちの人生には、コントロールできないことが溢れています。
特に、育児。

しようとしていたことを達成すると、脳内からドーパミンという神経伝達物質が出て、達成感を感じます。

育児はしようとしていたことを片っ端から中断されることが多いので、ドーパミンが出にくく、燃え尽きた感覚に陥ることがあります。そして、手っ取り早くドーパミンが出るSNSやネットサーフィン、買い物、甘いものなどがやめられなくなるママさんも多いものです（私も例外じゃない…）。

最近私は、Calmという瞑想アプリにハマっていて、毎日10分瞑想をするようにしています。

瞑想というとスピリチャルな感じがしてちょっと…という方、ちょっと待ったぁああ～！誤解です！

スピリチュアル方向にいってしまう瞑想家もたくさんいますが、瞑想の効果は科学的なエビデンスがたくさんあり、今やビジネスマンやアスリートの間では「メンタルエチケット」のように扱われています。

イライラした時、お腹が減っているのに何か食べたい時、不安感がある時はありますか？

そんな時に、
・お金をかけずに
・副作用なく
・罪悪感もなく
・ほとんど時間もかけずに
その感覚を解消できるツールがあれば、今すぐほしいと思いませんか？

それが瞑想です。

だから、育児をしている忙しいママにこそぜひ瞑想を取り入れてほしい！

今回は、瞑想アプリで聞いた素敵なストーリーがあったので、一つシェアしたいと思います。

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ある旅人が山に登ろうと思ったところ、山のふもとで一人の羊飼いに出会いました。

山に向けて旅する前に、山に詳しい羊飼いなら知っているだろうと、こう聞きました。

「今日の山の天気はどうなるか知っているかい？」

羊飼いは答えました。

「私が好きな天気です。」

旅人は聞きました。

「あなたが好きな天気とは、どんな天気ですか？晴れですか？曇りですか？雨ですか？」

羊飼いは言いました。

「山の天気は常に移り変わっていきます。晴れていたと思ったら、次の瞬間大雨になったり、涼しいと思ったらカンカン照りになったり。そのたびに気分を乱されていたら大変なので、私はどんな天気でも好きになることにしたのです。だから、今日の天気も私が好きな天気になります。」

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この羊飼いのような姿勢こそ、私たちが身に着ける必要がある姿勢ではないでしょうか。

育児であれ、自分の体調であれ、天気であれ、身近な人の気分であれ、自分がコントロールできることばかりではありません。

でも何かが起こるたびに、怒ったり、イライラしたり、不安になったり、心配していたら、コロコロ移り変わる自分の感情に疲れ果ててしまいます。

だからこそ、どんな状況にも左右されない感情のコントロール方法を身に着けたいものです。

そう簡単にもいかないものですが、瞑想でそれを目指すことができます。

瞑想は、ただスピリチュアルなものではなく、脳科学的に効果が実証されています。

例えば、瞑想を定期的に続けた人は、感情のコントロールを司る脳の分野のボリュームが大きくなることが分かっています(1)。

その他、
・集中力の向上
・ワーキングメモリの向上
・空間認知能力の向上
・長期記憶の向上
など、さまざまな認知機能の向上の向上につながります(2)。

なので、「最近忘れっぽい…」という方にはとてもおすすめです。

脳には神経可塑性（neuroplasticity）という特徴があって、特定の思考をすればするほど、その回路が太くなるという特徴があります。

脚を組むくせがあるのは、脳から「椅子に座ったら脚を組め」という指令が脚に送られるからです。そして、その指令が送られる回路が太いからです。それは何年も何年も椅子に座ったら脚を組むようにしていたせいで、その回路が太くなり、無意識で行えるほど自動化してしまったからなのです。

これと同じことが感情コントロールにもいえます。

イライラしたり、不安になったりした時に、その感情に気付き、呼吸に集中してあげることで、脳に「そっちじゃないよ」と教えてあげることになります。

瞑想は脳の筋トレなのです。

こう書きながら、私も感情コントロールが出来ない時もあります。
娘に怒鳴ってしまうこともよくあります。

だからこそ、練習を続けたいと思っています。

皆さんにも瞑想、おすすめです！

いくつかおすすめアプリを紹介します。（全て英語ですが、中学英語を学んだあなたならきっと操作は問題ない！）

私は瞑想の効果は知っていたのですが、なかなか自分では定期的に実践できていませんでした。授乳中はよくしていたのですが、断乳をしてからは習慣にならず…。

でもアプリを入れてから、続いた日数やその日のおすすめを教えてくれるので、それがモチベーションになって続けやすいです。

イライラ、不安感、エモーショナル・イーティング（過食）などに悩まされている方には、ぜひ試してみてほしいです。