こんにちは!絶賛育児奮闘中のYUMIです。
今回は私の妊娠線予防対策についてお話したいと思います。
妊娠線はできずに済んだのですが、どのような対策をしていたか。そして妊娠線ができることをどうしてそんなに恐れていたのか。などについて妊娠中を振り返ってみました。
私の妊娠線予防策
フィットネストレーナーという仕事柄、お腹を出すこともあるので、妊娠線は絶対に作りたくないと思っていました。センターで割れた腹筋は自慢のボディパーツだったので、出産したらまた腹筋を鍛えて割りたい、妊娠線なんてできたら大変だ!商売道具が!(笑)といった具合に、半ば強迫観念に近いものがあったかもしれません。
そんな私が妊娠線を作らないためにした対策をご紹介します。
妊娠線予防策その1:まずは保湿、保湿、保湿!
妊娠線予防には保湿が大事ということは知っていたので、妊娠が発覚した日からお風呂上がりに保湿を始めました。
使っていたのはシンプルにココナッツオイルです。いつも食用にiHerbで買っているnutivaのココナッツオイルをお腹からお尻の方にかけて念入りに塗っていました。高い妊娠線予防クリームなんて必要ありません。要は保湿できればいいのですから。
たまにshigetaのローズウォーターをまぜて使ったりも。香りに癒されました。
後期に入るとできやすくなるというので、8か月以降は朝起きた時と、夜お風呂の後とで2回塗りたくっていました。
塗るときは、「お腹ちゃんは妊娠線なんてつくらないよね~」「綺麗なお腹でいてくれるよね~」と念を送りながら塗るようにしていました(笑)。そうすることでお腹の皮膚も応えてくれるかなぁと。結果、応えてくれました^^v
妊娠線予防策その2:新しい皮膚を作る材料をたっぷり食べて「中からの妊娠線予防」を
妊娠線予防はよく保湿の部分だけが強調されがちですが、私は塗るものだけじゃなくて中からの妊娠線予防も大切だと思っています。
そもそも妊娠線は表皮の下にある真皮が裂けることでできてしまいます。真皮はコラーゲンやエラスチンという弾性組織から成っています。
お腹の赤ちゃんが大きくなっていくにつれて、赤ちゃんの成長に皮膚の細胞分裂が追い付かないことが原因の一つですから、新しい皮膚を作る材料をたっぷり食べてあげることが必要になります。
肌の材料は主に、たんぱく質、ビタミンB群、鉄です。
これらは肉、魚、卵などの動物性食品に豊富に含まれています。
また、エラスチンが石灰化して弾力を失わないようにするためにもビタミンK2が必要です。ビタミンK2はグラスフェッドバターや卵黄、納豆などに豊富です。
私は毎食、こぶし1~2個分の大きさのたんぱく源を摂るようにしていました。肉、魚、卵のどれかを毎食入れるようにしていて、足りない分はピープロテインなどから補うようにしていました。また、納豆は毎日1パック食べています。
こういった食生活も、妊娠線予防につながったのかと思います。
妊娠線予防策その3:太り過ぎないこと
赤ちゃんが大きくなるスピードに、皮膚の伸びが追い付かなくなることが妊娠線ができる原因ですから、赤ちゃんを太らせすぎないように気を付けることも大事です。
とはいえ妊娠中は食欲が爆発してしまう方も多いですよね。私も妊娠初期は気のおもむくままに食べていましたが、妙な渇望感や気分の上がり下がりに襲われることがありました。後になって思うと、妊娠のせいではなくて血糖値の乱れのせいだったのかもしれません。
血糖値を急上昇させるような精製された炭水化物ばかり食べていたら、今度はインスリンが大量に出て血糖値が急降下し、そのタイミングでまた空腹を感じてしまいます。また、インスリンは脂肪をため込むホルモンですので、多く分泌されれば体重増加につながります。(詳しくはこちらにまとめてあります)
なので、
・いきなり炭水化物を食べない
・砂糖、小麦粉、白米などの精製された炭水化物よりも、玄米、さつまいも、ココナッツシュガーなどの低GIのものを選ぶ
・毎食たんぱく質と食物繊維を摂る(血糖値の上昇をゆるやかにし、満腹感を与えてくれます)
・糖質全般を摂りすぎない(1日150g以下)
を心がけていました。
モーちゃん(娘)は41週と予定日を過ぎましたが、2900グラムと小さめで出てきてくれました。
そもそもなぜそんなに妊娠線ができるのが怖いのか
妊娠9ヶ月目のある夜中、トイレに起きました。
ふとシャツをめくりあげてお腹を見たら、妊娠線ができてしまったように見えました。
大ショックでした!
ベッドに戻ると、
「妊娠線なんてできてしまって、トレーナーとしてもうお腹を見せるウエアは着れない」
「ビキニももう無理だな」
「レーザーで治るかな」
「腹筋絞めたら見えにくくなるかな」
といった不安や自己嫌悪が頭の中を渦巻いていました。
朝また目覚めた時も、
「あぁ妊娠線出来たんだな。私の人生終わったな」
なんて暗い気持ちになっている自分がいました。
そしてまた鏡の前に立ち、何が起こったのか確認すべく、恐る恐るシャツをめくると、
私が夜中に見たのは、パジャマのゴムベルトの跡だったことが分かりました( ;∀;)
その時、ふにゃふにゃ~っと倒れこむようにすごくホッとしたんです。
でもよく考えると、こんなに不安になってしまうのは、ちょっとおかしいと思います。
自分の存在価値を、パーフェクトなボディに置いているからではないでしょうか?
心の奥底で、妊娠線ができてしまった自分は女性として価値が下がる、と思っているからではないでしょうか?
妊娠線ができることで、人間として価値が下がるんでしょうか。
いや、絶対にそんなことはありません。
自分の価値観を、いかに見た目に置いているかを思い知らされた出来事でした。
外見なんて一瞬にして崩れてしまうことがあるものです。
顔中にニキビができた時、思い知らされたはずなのに、すっかり忘れていました。
大事なのは、人として中身が成長しているかということ。
そして生まれてきた赤ちゃんは、ママに妊娠線があるかないかなんて全く気にしていません。ママのお腹がどんなにぶよぶよでも、赤ちゃんは無条件でママのことを愛してくれます。
自分でも、自分のことを愛してあげなきゃいけませんね。
インターネットでは、ひどい妊娠線の写真が、恐怖をあおるように流れていることがあります。「妊娠線ができたらオワリだ」とでも言うかのように。
でもそうじゃないんですよね。
妊娠線は、人を産んだ勝利の証です。
私は今回の妊娠ではできませんでしたが、次回(あれば)はできるかもしれません。
でも、その時はそれを誇りに思えるような人間に成長していたいです。
柴 亜伊子 (2017). 綺麗なお肌をつくるなら赤いお肉を食べなさい
スキンケア大学. 妊娠線ができるメカニズム
Chris Kresser. Vitamin K2: The Missing Nutrient