ニキビ

タピオカミルクティーでニキビができる?タピオカドリンクがニキビ持ちさんにはおすすめじゃない理由

タピオカミルクティーでニキビができる?ニキビ持ちさんにはおすすめじゃない理由

タピオカミルクティーでニキビができる?ニキビ持ちさんにはおすすめじゃない理由

こんにちは!YUMI(@yumiid/@you_me314)です。

近年流行りのタピオカミルクティー。

「タピ活」なんて流行語もあるくらいですが、今回の記事ではタピオカドリンクを徹底的にバッシングしたいと思います(笑)

事前に断っておきますが、タピオカミルクティーが大好きで、常飲しても気になる症状がないというなら、好きなだけ楽しんでいいと思います。
タピオカミルクティーが大好きで、肌荒れも気にならないし、ハッピー!という方はこの辺で読むのをやめてください。

しかし、ニキビで悩んでいる方にとっては、最悪な飲み物だと思います。
その理由を説明していきます。

※このサイトではニキビの自然治癒に関する情報を、可能な限り科学的根拠に基づいて発信しています。

タピオカミルクティーでニキビができる?ニキビ持ちさんにはおすすめじゃない理由

糖質が多いので、血糖値を跳ね上げる

「文春オンライン」によると、「Mサイズカップで換算すると角砂糖33個分、Lサイズだと角砂糖50個分にもなる」とのこと(1)。

タピオカミルクティーにはたくさんの砂糖やガムシロップが含まれていますので、飲むと血糖値が跳ね上がります

血糖値が跳ね上がることが、ニキビにどんな悪影響を及ぼすかは、このブログを読んでいる方ならもうご存じの通り。

多くの研究で、砂糖や高GIの食品をよく食べる人は、ニキビができやすいことが分かっています(2,3,4)。

▼ニキビと血糖値について詳しくは

タピオカは高GI値の食品

また、砂糖だけではなくタピオカも血糖値を跳ね上げる原因になります。

タピオカ自体はもちもちしたこんにゃくのようなので、低カロリーなダイエット食のイメージがあるかもしれません。

しかし、タピオカはキャッサバという芋から取れる根菜類です。
イモ類ということは、炭水化物が多いということ。

シドニー大学のGI値データベースによると、タピオカのGI値は82
GI値70以上の食品は、高GI食品に分類されます。

ミルクティーとしてではなく、タピオカ自体を食べても血糖値が跳ね上がるということです。

牛乳でニキビができやすくなる

「ミルクティー」と付くだけあって、タピオカミルクティーには牛乳が使われています。

ニキビを治したいと思っている方には、基本的には乳製品をすすめません。

乳製品を摂ると、肌の皮脂分泌をさかんにするホルモンの働きを促すIGF-1が多く分泌されるからです。また、乳製品自体にもIGF-1が含まれています

乳製品とニキビの関連性を示した研究はたくさんあります(5,6,7)。

タピオカミルクティーに使われている牛乳は少量かもしれませんが、砂糖とタピオカと合わさると、トリプルパンチです。

カフェインは間接的にニキビを悪化させることがある

「ティー」なので、当然カフェインも含まれています。

カフェインは直接ニキビの原因になるということではありません。砂糖や乳製品のように、明らかにニキビとの関係が研究で示されているわけではありません。

しかし、カフェインはホルモンバランスに影響することから、間接的にニキビを悪化させることが考えられます

一つ目は、カフェインがストレスホルモンの「コルチゾール」を上昇させることです。
コルチゾールは、心理的なストレスを感じた時に上昇するホルモンでもあります。

コーヒーやお茶を飲んだ時と、誰かに嫌なことを言われた時とで、体は同じようにコルチゾールを分泌するのです。

心理的なストレスは、ニキビの悪化に関連性があることが明らかになっています(8,9)。

二つ目は、夜にカフェインを摂取することでコルチゾールが上昇することから、夜に出るべきであるメラトニンというホルモンが激減することです。

メラトニンは、ニキビを自然に治すためには味方につけたいホルモンです。

メラトニンのお肌への働き
①肌の細胞が正常に機能するように助ける
②抗酸化作用
③成長ホルモンの分泌を促す(傷ついた細胞を修復するために必要)
④コラーゲンとエラスチンの生産をつかさどる細胞の成長を刺激する(弾力のある肌にしてくれる)

コルチゾール値が上昇している時には、メラトニンの分泌は抑制されてしまいます
夕方~夜にタピオカミルクティーを飲んでしまうことで、メラトニンの恩恵を受けられなくなってしまうのです。

その他、コルチゾールは血糖値を上昇させることや、女性ホルモン「プロゲステロン」の分泌を阻害することなど、間接的にニキビと関わっています。詳しくはCLEAR NIKIBI MANUALを読んでみてください。

結局のところニキビを治すために何をしたらいいの?

タピオカミルクティーを飲むと元気になるワケ

タピオカミルクティーを飲むとハッピーな気分になるかもしれません。

「私の元気の源!」と思っている人もいるかもしれません。

でもそれは血糖値を跳ね上げるから、一時的にテンションが上がった気分になるからです。

しかし、一度血糖値が急上昇すると、インスリンが大量に出て今度は血糖値が急降下するので、今度はテンションが下がってきます

タピオカミルクティーを飲んでしばらくすると、猛烈に眠気を感じることはありませんか?
その時に、あなたの膵臓からはインスリンが大量噴出されています。

インスリンと共にIGF-1も分泌され、アンドロゲンが皮脂下で分泌され、ニキビを作りやすい肌環境をつくります。

タピオカドリンクには中毒性がある

タピオカドリンクは砂糖とカフェインが含まれているので、中毒性があります。
砂糖にはコカインを上回る中毒性があるともいわれています(10)。

同じ理由で、スタバのフラペチーノや、コンビニの甘いカフェイン入り飲料なども同じ作用があります。

「これを飲まないとやってられない」
「ついついコンビニやタピオカ屋に立ち寄ってしまう」

そう感じる時は、すでに中毒になっているのかもしれません。

悲しい気持ちにさせたいんじゃない

タピオカミルクティーが大好きなニキビ持ちさんを脅したくて、これを書いているわけではありません。
ニキビに別に悩んでないというなら、気にせず飲んでください。

私はただ、何も知らないで、頻繁に飲んでいるニキビ持ちさんがいるのが悲しいのです。

ニキビをお肌にいっぱい作って、タピオカドリンクを無邪気に飲んでいる子の気持ちがいたたまれないのです。

きっとその子は、タピオカドリンクをおいしく飲んだ後、家に帰って化粧を落とし、悪化したニキビを鏡で見つめながら、げんなりした気持ちになっているんだろうな、と。
私もその一人でしたから。

その甘い飲み物をやめれば、少し良くなるのかもしれないのに!!
と伝えたい・・・。

常飲してニキビができるということは、体に合っていないということなのですから。

おせっかいですが、参考になればと思います。

 

<参考文献>
1. Asagei.biz 仰天の糖質量!「タピオカ」警告報道で“ブームの終焉”がいよいよ近い?
2. Burris J, et al. (2017) Differences in Dietary Glycemic Load and Hormones in New York City Adults with No and Moderate/Severe Acne.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28606553
3. Çerman AA, et al. (2016) Dietary glycemic factors, insulin resistance, and adiponectin levels in acne vulgaris.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27061046
4. Aksu AE, et al. (2012) Acne: prevalence and relationship with dietary habits in Eskisehir, Turkey.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22070422
5. Ulvestad M. (2017) Acne and dairy products in adolescence: results from a Norwegian longitudinal study.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27422392
6. LaRosa CL, et al. (2016) Consumption of dairy in teenagers with and without acne.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27241803
7. Ismail NH, et al. (2012) High glycemic load diet, milk and ice cream consumption are related to acne vulgaris in Malaysian young adults: a case control study.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22898209
8. Shadi Zari and Dana Alrahmani (2017). The association between stress and acne among female medical students in Jeddah, Saudi Arabia
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5722010/
9.Ying Chen and John Lyga (2014).Brain-Skin Connection: Stress, Inflammation and Skin Aging
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4082169/
10.Magalie Lenoir, et al (2007). Intense Sweetness Surpasses Cocaine Reward https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1931610/

コメントを残す

*