こんにちは、フィットネストレーナーのYUMIです。
忙しいママのためのオンラインジム「The Best Shape Mama Life」も、運営開始から4年半が経ちました。コロナで当時勤めていたアメリカの高級ジムEquinoxが閉まって一時解雇になってしまい、「ならば!」ということで前々から構想を練っていたオンラインクラスを始めることにしたのです。
最初から活動を見てくださっている方はご存じかもしれませんが、The Best Shape Mama(BSM)は当初「産後ダイエットクラス」と称していました。ですが、途中で「ママ向けエクササイズクラス」と呼ぶようになり、形を変えつつ今の「忙しいママのためのオンラインジム」となりました。
参加者の方々と接していくうちに、多くの女性が求めているのは実はダイエットではないということに気づいたからです。
そもそも「産後ダイエット」という言葉自体に、元々違和感がありました。産後は体が怪我をしたのと同じような状態ですから、ダイエットよりも治癒を優先させなければなりません。なので、まずはリハビリ的な運動が必要です。産後すぐの体に、ダイエット目的で行うようなエクササイズをするのは適していません。
それでも最初「産後ダイエット」という言葉を使ったのは、多くの人がそのワードで調べるからです。入りは「産後ダイエット」だとしても、BSMを始めて目的が変わってくれたらいいな、という思いでこの言葉をサブタイトルに使いましたが、やはり伝えたいことと違うので違和感がありました。
表面上、多くの女性が求めていることは、ダイエットです。
では何のためにダイエットをするのか?
産前のジーンズが履けるようになるためとか、お宮参りや七五三の写真撮影の前にスッキリしたいとか、人それぞれ目標はあると思います。
ですが、核心の部分でダイエットを求める理由は何でしょうか?
それは、自分のことをより好きになるためです。自信を持つためです。気分がよくなるためです。ハッピーになるためです。
果たして、それは「体の形を変える」ことで達成できるのでしょうか?
目標体重が達成できたら、もちろん気分がよくなると思います。
ですが、すぐに気に入らないところが出てくるはずです。
私たちを本当に真からハッピーにするのは、「体の形を変える」ことではないからです。
以前、16歳で100回以上も美容整形手術を受けているという、中国人の高校生の記事を読みました。
変えても変えても「お直し」したいところが出てくるのだといいます。
その方は、あまりにも手術をしすぎて、記憶力低下や視力低下などの障害が出てきているというのです。16歳なのに、かわいそうな子だと思います。変えても変えても、自分に満足できない。
ダイエットを目指す女性たちは、そこまでは行かないとは思います。ですが、体の形はいくら変えても気になるところが出てきてしまうものです。
本当に変えなければいけないのは、自分を批判的に見る目線、心です。
コレを直してあげなければ、ダイエットをして目標体重を達成しても、ハッピーにはなれません。
だからBSMでは、レッスンの中やお送りするメッセージのところどころで、このようにお伝えしています。
「鏡の前で自分の体を見ては、批判するクセがあるなら、直していきましょう。」
「自分を批判する自分を捕まえて、『私の体は人を作るというすごいことをした』『育児もほんとうに頑張っている』と言い直しましょう。
「見た目の変化よりも、体を強くすることにフォーカスしましょう。」
「動いてくれる心臓、肺、脚に感謝しましょう。」
「自分の赤ちゃんを見るような目線で、自分の体を見てあげましょう。」
エクササイズというすばらしいツールは、「体の形を変える」という目的を達成するだけのものではありません。
自分の体をメンテナンスして、体力をつけ、疲れにくい体をつくる。姿勢を良くして痛みを予防する。子供と思いっきり遊べる体をつくる。そして、続けることでやり抜く力やストレスに負けない心も培える。気分が良くなる。
このように、The Best Shape Mamaでベストシェイプになってほしいのは、体だけではなく心のことも言っているのです。
ダイエットにチャレンジしては失敗して、自分のことが好きになれないでいる方は、ぜひBSM Lifeの1週間チャレンジを受けてみてください。家事をしながら、育児をしながら、筋トレを生活に織り交ぜていく1週間が体験できます!
妊娠中・産後3ヵ月未満の方には、The Best Shapeマタニティ&リペアがおすすめです。健康な妊娠生活と、産後のゆるやかな回復をサポートするエクササイズプログラムです。
ではでは、心も体もベストシェイプな自分を目指していきましょう!