いよいよ夏本番といったところで、暑い日が続いていますね!すでにだるい、食欲がない、疲れる、浮腫むなど、夏バテぎみな方もいらっしゃるかもしれません。
暑いとどうしてもそうめんや冷やし中華のようなささっと食べられる冷たいものに頼りがちですね。でもこういったものは栄養価が低いため、汗によって失われたビタミンやミネラルを十分に補うことができません。
また、冷たい物の飲みすぎやアイスの食べ過ぎは胃腸を冷やし消化を悪くするので、さらに栄養が吸収されにくくなったり下痢の原因になります。
もちろん夏なのでこういったものを楽しむのはいいと思いますが、そればっかりになってしまうと、夏バテを助長しかねません。
夏バテには、1に栄養2に栄養、3に休息です!
ということで、この夏バテ予防のためにもこの夏しっかり食べたい食材をご紹介します!
夏バテ防止に!夏バテを予防・解消する食材5選
1.豚肉
夏バテによるだるさ、食欲不振、浮腫みなどは、多くの場合ビタミンB1不足によって引き起こされます。豚肉にはビタミンB1がたっぷり含まれていますので、夏バテには最適です!
ひれ肉やもも肉など、脂身より赤み部分を取り入れて。
また、鉄分が不足すると貧血ぎみとなり、エネルギーを全身の細胞に効率よく運べなくなるので、夏バテ悪化の原因になります。豚肉に限らず肉類は鉄分が豊富ですので、暑いときは蕎麦で済ませたくなるところを肉蕎麦にするなど、工夫してみては?
ビタミンB1は、ニラやネギなどに含まれるアリシンと食べると吸収率がUPしますので、豚ニラ炒めなどは最強の夏バテ予防料理です。
2.玄米ごはん
玄米にもビタミンB1やビタミンEが豊富に含まれています。
玄米が苦手という人でも、白米と半々にすれば比較的食べやすいですよ!
ちなみに玄米は消化に負担がかかるので、下痢などの症状が出ている人は避けましょう。
どちらにせよ、良~く噛んで食べてくださいね。噛むと満腹中枢が刺激されて、お腹がいっぱいになりやすくなり、食べ過ぎ防止にもなります。
3.ゴーヤ
ゴーヤは夏バテのくすりと言われており、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、カルシウム、カリウム、マグネシウムなど、ビタミンやミネラルを効率よく含んでいます。
ゴーヤのビタミンCは加熱しても壊れにくいので、豚肉や卵と炒めるゴーヤチャンプルーはまたしても最強の夏バテさよならレシピ!
また、苦味成分の「モルデシン」が胃腸の働きを活発にし、腸内環境を整えてくれます。
下痢などの症状がある方は、くたくたに煮ておかゆに入れてもいいかもしれませんね。
4.生姜
生姜に含まれる「シオネール」という成分は食欲を増進させてくれます。
「ジンゲロン」という成分には血行を良くしてくれる効果もありますので、冷房による冷えが気になる人にもオススメ。料理にささっと加えて体の中から温めてあげましょう。
また、「ジンゲロン」や「ショウガオール」には殺菌効果がありますので、夏バテで胃腸がやられている人は生姜湯などにして飲んでみては?
「ショウガオール」は抗酸化物質なので、疲労回復から抗がん作用まであると言われています。
5.マテ茶
南アメリカ発祥のマテ茶には、鉄分、カルシウム、ミネラル、ビタミンA、ビタミンB、フラボノイドなどたくさんの栄養素が含まれており、「飲むサラダ」といわれるほどです。
抗酸化作用は緑茶以上で、南アメリカでは体と精神の疲労回復薬として親しまれるマテ茶。
カフェインは含まれていますが、コーヒーのようにカッと上がってガッと下がるようなエナジーアップではなく、ゆるやかにじわじわと体にエナジーを与えてくれます。(それでもカフェイン弱い人は注意ですが)
ただし、冷たくして飲むと胃腸が冷えて逆効果になりかねないので、なるべく常温か温かいものをいただきましょう!
ちなみに健康オタクオススメのマテ茶はこちら。
まとめ
汗をかくことによりビタミンやミネラルが失われ、食欲がなくなって食べなくなり、より栄養が不足し、ついに夏バテの負のサイクルから抜けられなくなってしまいます。
しかし、食欲がなくても栄養を入れなくては夏は乗り切れません!
食べなければ痩せられるかも~。と思うかもしれませんが、その代償は疲れやだるさ。
せっかくの夏、元気に楽しみたくないですか?
今回紹介した食材に限らず、一つでも多くの食材を食べることを目標としてはいかがでしょう?
そうすることで栄養のバランスが取れます。
この夏は体を「栄養攻め」して乗り切りましょう!
それではもっともっと健康に!