こんにちは!ヘルスコーチのYUMI(@yumiid/@you_me314)です。
娘のモーちゃんもそろそろ生後2ヵ月を迎えます。
夜はだいぶ寝てくれるようになって、夜の授乳は1回で済むようになってきました。
でもたまにとっても「難しいコ」になってしまう日があって、そういう時は夜中3回くらい目覚めてしまいます。
そうなると、さすがの健康オタクでも朝はグロッキーな感じになってしまうんですよね…。
脳に溜まったゴミが取れてないみたいな感じで、頭の回転がスロ~。言葉も出てきにくかったり、計算がパパっとできなかったり。脳のパフォーマンスが落ちている感じです。
そんな日の夜はドラマとか映画とか見てリラックスしていたいんですが、なにせ夜中に何度も起きると、目を閉じているべき時間帯に目を開けていることになるので、目が痛いんですよね。
おまけに私は仕事でもパソコンを使うので、夜はなるべくデジタルデバイスを触りたくないんです。夜にブルーライトを浴びるとストレスホルモンのコルチゾールが出るので、さらに睡眠を阻害するし。でも…
夜に楽しいことしたい!
でもスクリーン見たくない!
そしてできれば脳に良いことしたい!
そんな健康オタク的ニーズに勝手に応えまして、今回はデジタルデバイスを使わずに、脳のパフォーマンスをアップできる楽しいことをご提案したいと思います。
脳のパフォーマンスを上げるためにオフラインでできる楽しいこと
1.歌を歌う
何も使わずに身一つでできること、それは歌を歌うことです!
ノースウェスタン大学の脳科学者が行った研究では、歌を歌ったり楽器を練習することが、学習能力アップにつながるということがわかりました。
子供たちに対して行われたこの研究では、1年間音楽のクラスを受けた子供たちは、受けていない子供たちに比べ、音に対する神経反応が速くなっていました。歌を歌ったり楽器を奏でることで、雑音の中での音の聞き分けが上手くなっていたようです。このことが、記憶力と集中力の向上にもつながるのではないかと結論付けられています。
よく子供に小さいときから楽器を習わせると、頭の良い子に育つと言いますが、その通りなんですね。
さらに、歌を歌うとストレスホルモンのコルチゾールを下げることができるので、一石二鳥。
夜にコルチゾールが高いと、熟睡に欠かせないホルモンのメラトニンが抑制されてしまいますので、安眠のためにも夜に歌を歌ってみるのもいいかもしれませんね。
ということで、ストレスも睡眠不足も、歌で吹き飛ばしてしまいましょう!
音痴だからちょっと・・・という方は楽器を奏でてもいいんじゃないでしょうか。ウクレレとか手軽に始められておすすめです。今時4000円くらいで買えますから、いい時代になりましたよ本当に(笑)
2.音読をする
音読なんて中学校以来していないよ!という方もいるかもしれません。
今読んでいる小説や、雑誌など、声に出して読み上げてみるのも、意外と新鮮なものですよ!
東北大学の川島隆太教授の研究によると、音読をすると脳の前頭前野(ぜんとうぜんや)が活性化されることが分かっています。前頭前野は、考えたり、重要な決断をしたり、理性的な判断をするところです。衝動的な行動を抑えたり、記憶のコントロールをする場所でもあります。
また、ウォータールー大学の研究では、音読すると内容が長期記憶に残りやすいということが分かりました。「しゃべる」と「聞く」を同時に行うから、音で聞くことと文字として読むことが二重になって記憶に残りやすいのだとか。
おすすめは、今勉強中の外国語を声に出して読むこと。
私はしょっちゅう、英語や中国語の文章を音読しています。語学力アップにもなるのでさらにメリットが。
モチベーションアップのために、名言集なんかを読むのもいいですよね。
ただし、電車の中やオフィスでやると完全に怪しい人なので、お家にいるときで(笑)
ちなみに川島教授は脳を活性化させる音読ドリルみたいなのも出しているので、何読んだらいいか分からない人にはおすすめです。
3.お絵描き
お絵描きというと子供じみた風に聞こえるかもしれませんが、実は記憶力のアップに効果的だと言われています。
心理学者のジャッキー・アンドレードさんが行った実験では、40人に2分半のものすごくつまらないボイスメッセージを聞いてもらいました。後で記憶力をチェックされるとは知らされずに、半数の人は聞きながら落書きをしてもらい、半数の人には普通にメッセージを聞かせました。すると、落書きをしたグループは29%も多くの情報を覚えていたそうです。
これは私も経験があることで、電話中や講演を聞いているときなど、落書きをしながらだとすごく記憶に残るんですよね。講演を聞くときは居眠り防止にもなるのでおすすめです(笑)
他にも、落書きには精神的苦痛を軽減する効果もあるのではないかとされており、ある精神科医では患者さんの診断のために落書きをしてもらうこともあるのだとか。
頭の回転がスローで、心が暗くなっているときは、紙とペンを取り出して自由に絵をかいてみるといいのかもしれませんね。
まとめ
歌を歌う、音読、絵を描く、だなんて小学生がしていそうなことばかりですが、大人がおこなっても十分に脳へのメリットはあるということが、たくさんの研究で示されています。
デジタルデバイスばかり見て目が疲れてしまった人、最近言葉が出てこない人、忘れっぽい人は、試してみてはいかがでしょうか?
どれもお金も時間もかけずに気楽にできて、脳にも心にもいいことばかりですよ!
ではでは、歌って、読んで、絵を描いて、もっともっと健康に!
American Psychological Association. Musical Training Offsets Some Academic Achievement Gaps, Research Says
D. Fancourt, et al. Singing modulates mood, stress, cortisol, cytokine and neuropeptide activity in cancer patients and carers
South China Morning Post. Reading aloud helps build up the brain
Neuroscience News.com. Reading Information Aloud to Yourself Improves Memory
Jackie Andrade. What does doodling do?
Harvard Health Publishing. The “thinking” benefits of doodling