長らく朝食には卵にアボカドに野菜を摂っていましたが、最近はより簡単に準備できるグリーンスムージーを朝食にしています。
ですがグリーンスムージー、やり方を間違えるとただの血糖値アゲアゲドリンクになってしまうんですよね。
よくあるコンビネーションが
・牛乳
・バナナ
・リンゴ
・小松菜
というもの。
バナナとリンゴは糖質が多い果物なので、すぐに体内でブドウ糖に変わって血糖値を上げます。特に朝は、コルチゾールが出ていて血糖値がすでに高いので、朝と昼で同じものを食べても朝の方がさらに血糖値が上がりやすいことが分かっています(1)。血糖値が上がるとすぐにインスリンが出てきて血糖値が下がります。
そして牛乳は血糖値は上げなくてもインスリンを放出させます(2,3)。
インスリンがたくさん出ると血糖値が下がってきて、低血糖になります。低血糖のサインとして、空腹感を生じさせるので(4)、グリーンスムージーを飲んで1時間もするとお腹が「ぐぅ」なんてことも。
血糖値が下がるとめまいやフラフラ感を感じる人もいます(4)。
「私、朝貧血なのぉ」と言っている女子は、もしかしたら貧血ではなくてそのグリーンスムージーが原因の低血糖かもしれません。
また、インスリンは脂肪を蓄積するホルモンですので、ダイエットのために飲んでいるグリーンスムージーが実は逆効果、なんてことも。
グリーンスムージーを相当ディスりましたが、材料を変えれば血糖値も急上昇させにくく、脳や腸に良く、腹持ちも良いスムージーができるものなのです!
コツは脂質とたんぱく質を含めること
先ほど紹介した「よくあるグリーンスムージーのレシピ」は、牛乳以外はほとんど糖質です。なので、血糖値が乱高下し、すぐにお腹が減ってしまいます。
グリーンスムージーを作る時のコツは、
・脂質
・たんぱく質
を入れることだと思っています。
脂質やたんぱく質は血糖値も上げにくく、ゆっくり消化されるので腹持ちも良いです。
さらに、脂質は脳の栄養、たんぱく質は筋肉や骨や血液の元になります。
なので、このレシピには脂質源として
・アボカド
・チアシード
たんぱく源として
・ピープロテイン
・コラーゲン・ペプチド
・チアシード
・アーモンド
を含めています!
バナナは1人の場合半分だけ、甘さを加えるために冷凍ブルーベリーも入れていきます。
なので色的にはグリーンスムージーというかブラックスムージーなのですが…。
脳に良い栄養満点スムージー
このスムージーには、脳パフォーマンス向上コーチとして世界的に有名なジム・クイックさんの言う「脳に良い10個の食べ物」のうち6個が入っているのです!!
ジム・クイックさん的「脳に良い10個の食べ物」
1.アボカド
2.ブルーベリー
3.ブロッコリー
4.ココナッツオイル
5.卵
6.緑の葉野菜
7.鮭
8.ターメリック
9.くるみ
10.ダークチョコレート
※太字はこのレシピに含まれています!
入れるモノ多いですが、脳パフォーマンスアゲアゲな栄養満点です!
学者の卵とムキムキ成長中の2歳児を支える妻としては、脳機能のことに注意を払った食事を提供しなきゃ!といつも思っています。
しかもこれらは脳だけではなく腸内環境改善にもグッドです^^
腸に良いということは、お肌にも良いのです。
便秘解消&美肌効果も期待できるかも?
では作り方を見ていきましょう!
脳と腸に良いお腹いっぱいパワーグリーンスムージーのレシピ
材料(2.5人分)
<液体>
・ココナッツミルク or アーモンドミルク(砂糖不使用)400ml
・水 100ml
・ココナッツオイル 大さじ1
<粉もの>
・チアシード 大さじ2
・ピープロテイン(無味)付属スプーン2杯
・コラーゲン・ペプチド 付属スプーン1杯 *オプション
・ターメリックパウダー 小さじ1
・シナモンパウダー 小さじ1
・ヒマラヤンソルト ひとひねり
<固形物>
・ケール、ほうれん草、小松菜など濃い緑の野菜 ふたつかみ
・バナナ 1本
・アボカド 1個
・くるみ ひとつかみ
・冷凍ブルーベリー 1カップ(200ml計量カップで)
作り方
1.<液体>にチアシードを入れ、ゼリー状の膜が出てくるまで10分ほど浸します。
2.1にその他の<粉もの>を入れます。
3.2に<固形物>を入れ、なめらかになるまでミキサーにかけます。
※前の日の晩からチアシードを漬けておくと楽です。
※チアシード以外の<粉もの>はタッパーや袋などに作り置きしておくと楽です。
お好みで黒ゴマやオーガニックカカオパウダーを入れると、別の風味が味わえます!
飲み方
チアシード、プロテイン、アボカドのおかげで、スムージーというよりかドロっとしたムースのような感じになります。
なので、スプーンを使って「食べる」と良いかもしれません。
このグリーンスムージーは、飲み物というか食べ物です!
必ず噛んで食べましょう!
噛まずに飲んでしまうと、食べ物を丸飲みしていることになります。
噛むことで唾液が分泌され、食べ物の分解を助け、吸収を良くしてくれます。
ということで噛んで食べるパワーグリーンスムージー、試してみてくださいね!
1. Thomas Wolever, Claudia Bolognesi (1995) Time of day influences relative glycaemic effect of foods
2. Mikael Nilsson (2004) Glycemia and Insulinemia in Healthy Subjects After Lactose-Equivalent Meals of Milk and Other Food Proteins: The Role of Plasma Amino Acids and Incretins
3. Elin M Östma, et al. (2001) Inconsistency between glycemic and insulinemic responses to regular and fermented milk products
4. Medical News Today. All about hypoglycemia (low blood sugar)