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自己ベストな健康を追及する理由とは

genki

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私は健康アドバイスを仕事にしているので、日々食べるものに気を付けていますが、砂糖、小麦粉、カフェイン、加工品はほとんど摂らないというこの食生活は、よく頭おかしい人扱いを受けます。
普段食べているのは、野菜、肉、魚、玄米、果物。血糖値を急上昇させない食生活を意識しています。お酒はほとんど飲まなくなり、1ヶ月にほんの数杯程度です。

つい100年前は逆に甘いものや加工品が手に入りづらかったのに、今そんな食生活をすることで頭おかしい人扱いされるのも、変な話ですよね。笑

でも健康オタクだからといって、病気にならないわけではありません。
こんなに健康を唱っている私でも、ある日突然、癌になるかもしれません。
(後で病気になった時に笑われないように、先に書いておきますね。健康オタクだって病気になるよ!)

それは、健康というものは何か一つのことを完璧に行ったからといって手に入るものではないからです。

巷では、「健康食品●●で健康になれる!」とか「▲▼エクササイズで~が治る!」とかよくありますが、短期的に症状が改善したとしても、長期的にみるとその場しのぎでしかなかったりします。やはり健康は、総合的に考えなくてはならないものです。

いわゆる「健康食品」を食べても健康にはなれるとは限らない

例えば、健康に気を付けているつもりで、添加物満載のいわゆる「健康食品」ばかり食べていても病気になることがあります。

消費者庁によると、いわゆる健康食品による健康被害の報告件数は年々増えています。肝機能障害や皮膚疾患などが後を絶えず、最悪なケースでは死亡例も少なくありません。

なので、健康食品だと思って飛びついて、成分表示をきちんと読まないと痛い目を見ることがあります。

それから、私はグルテン不耐症なので小麦粉を摂らないようにしていますが、いわゆるグルテンフリー製品にもいかがわしいものがたくさんあるのです。

グルテンフリーと唱っておきながら、砂糖や添加物、トランス脂肪酸がいっぱい入っている製品がそこら中に出回っています。

また、私も小麦粉の代わりに米粉を使ったりしますが、グルテンフリー製品でよく使われている米粉、コーンスターチ、タピオカ粉も精製された炭水化物であることには変わりありません。これらの代替品も、すきっ腹にいきなり食べると血糖値が急上昇します。よってインスリンは出るし、肥満は進むし、糖尿病予防にはなりません。

たくさんの健康食品やサプリメントが出回る今、ちゃんとラベルを読み、消費者として賢い選択をすることが必要とされています。読んでもピンとこないような材料がずらりと並んでいる食べ物は買わないが吉。原材料名が多ければ多いほど、たくさん添加物が入っているものです。また、一見シンプルな原材料名に見えても、日本の食品表示規制は比較的緩く、過去の記事「自家製ポテチを作ってみた。そしてポテチについて思うことあれこれ」でも触れましたが、「調味料(アミノ酸等)」という表示に隠れてとんでもない疾患を引き起こす添加物が含まれていたりもするのです。

健康食品マーケットは日本国内で2兆円規模。化粧品マーケットの1.5兆円を超えて成長を続ける今だからこそ、変なものには気を付けなければなりません。

食事や運動に気を付けていても寝ていなかったら死亡率は上がる

では加工品は排除した野菜多めな食生活をして、適度な運動をしていれば病気にならないんでしょうか?

残念ながら、十分な睡眠を取っていなければ病気にかかりやすくなってしまいます。

ハーバード・メディカル・スクールの睡眠医学科(Division of Sleep Medicine)のレポートによると、慢性的な睡眠不足は糖尿病、高血圧、心臓病などの生活習慣病の原因をつくり、寿命を縮めてしまいます。

理想の睡眠時間は7~8時間。6時間以下の睡眠や、逆に9時間以上でも死亡率は高まるという研究結果がいくつもあります。

睡眠について詳しくはこちらを▼

Health Literacy
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心も体も蝕むストレス

食事や運動や睡眠も完璧に行っているつもりでも、心理的なストレスが病気の原因となることもあります。

カーネギーメロン大学の研究によると、慢性的なストレスは体の隅々で起こる炎症を抑える働きを阻害してしまうため、免疫が落ち、病気になりやすくなるそうです。

ストレスを感じるとコルチゾールというホルモンが分泌されますが、あまりにストレスが強いと分泌量が増えるため、細胞がコルチゾールに対して反応しにくくなってしまいます。

なので、本来のコルチゾールの機能である炎症の抑制が行われず、炎症が拡大し、癌などの原因になるのです。

ストレスは体に悪いと分かっていても、仕事や人間関係など、抜け出せないストレスにがんじがらめにされるときはありますよね・・・。

日常にあふれる健康を阻害する要因

では食事、運動、睡眠もバッチリで、ストレスもないとしましょう。残念ながらそれでも病気になる人はいます。
環境などの不可抗力も影響するからです。

例えば、大気汚染のひどい場所に住んでいたら、肺ガンのリスクが上がります。また、近隣の工場排水により病気になることもあります。家族の喫煙といった、身近な汚染要因による病気のリスクも考えられます。

また、塩素にも発がん性があると言われていますので、オーガニックの野菜を食べていても水道水で洗っていたら本末転倒です。

ではペットボトルの水で調理すれば良いか?というとプラスチックにはプラスチックの問題があります。これはまだ日本ではあまり知られていませんが、プラスチックにはビスフェノールA(BPA)という物質が含まれており、これは光や熱で溶けだしてしまいます。それが体内に入ると、女性ホルモンのエストロゲンと全く同じような働きをして、本来のホルモンバランスを崩してしまいます。また、エストロゲンが増えすぎることは不妊や癌の原因になることがわかっています

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ペットボトルの水ばかり飲んで、プラスチックに入った食べものをレンジでチンして、プラスチックのスプーンで食べている人は要注意。私はプラスチック容器は全てBPAフリーに、ラップは使う頻度を減らしました。

それだけではなく、私たちが普段身に着けている衣服からの汚染も見逃せません。ファストファッションが代表する安い服は、農薬を大量にまいた綿花から作った生地を使っています。それに、たくさん化学薬品を使って加工しています。お肌にオイルやクリームを塗ると、お肌に浸透していきますよね。それと同じように、生地に残った農薬や化学品はお肌に付着し、浸透していきます。農薬には発がん性がありますので、安い洋服を買った代償を後で病院に払うことになるのです・・。
安い服には倫理上の問題もあります。詳しく知りたい人はドキュメンタリー映画「The True Cost」をぜひ観てください。

それ以外にも、化粧品や日用品などから、私たちが普段接している化学品は数えきれません。そしてその化学品のほとんどが、つい50年前には存在しなかったものです。短期的な人体への影響はテストされていても、長期的にどう影響を与えるのか吟味されていないものが平気で流通しているのです。

また、遺伝子の問題で発症しやすい病気もあります。私の家系は、祖母は脳梗塞、父は心筋梗塞を経験しているので、血栓ができやすいようです。人間ドックなどで遺伝子上の病気の傾向がわかるようなので、一度調べてみるのも良いのかもしれません。

そろそろ心が暗くなってきましたね・・・。

結局何やっても病気になるんだったら何で健康に気を付けんの?
甘くて美味しいものを諦めて、人生の楽しみを棒に振ることに一体何の意味がある?
好きなもの食べさせてよ!

と思うかもしれません。

でも決してこれを読んでくれているあなたを脅したいわけではないんです。

こういった健康を害する要因を、全て排除するように言いたいわけではないんです。

もしそんなことが出来たとしても、神経質になり過ぎて、逆にストレスで死にます

自分のためだけではなくて、他人のために健康でいることを選ぶ

それでも私は、自分をより良いコンディションに保っておく努力は必要不可欠だと思っています。

体が何となく不調の時は、他人よりも自分を守ろうという意識が優先してしまいます。どうしても思考が自己中心的になってしまいます。頭が痛くて、体が疲れている時、電車が開くなり我先に座ろうとしてしまったことはないでしょうか?

他人のためにドアを支えてあげたり、エレベーターで降りるときに他社を優先したりなど、そういった気軽な優しさというのは、体が疲れ切っているとなかなかできないものです。

体調が悪い日は、家族や同僚にも何となく冷たくしてしまうものではないでしょうか?

でも体も心も元気だと、人のために何かしてあげたいという心の余裕が生まれてきます。

自分の健康状態一つで、他の人の人生に与えるインパクトが変わってくるのです。

 

だから、健康でいようと努力することは、自分の人生に責任を持つことだと思います。

便利だけど体に悪い加工品ばかり食べて、運動もしないで、夜更かしして、それでいて体調が悪くなってイライラしてしまうのは当たり前です。それは、自分の人生に対して無責任なのです。

 

私も数年前は、残業時間100時間越えで、毎日忙しくて、健康に対しても投げやりでした。何かしようと思ってもそのエネルギーがないのです。その時は、もっと気分にむらがあって、落ち込みやすく、不安定。考えることはネガティブなことばかりでした。

でも一念発起して食生活を含むライフスタイルを改善してから、体調が良くなり、自然と前向きな考え方ができるようになりました。そして、余ったエネルギーを人のために使いたいと思えるようになったのです。

ケーキやクッキーはどんなに美味しくても、前のように疲れてイライラして常に不調な自分に戻るくらいなら、もう食べなくていいんです。

これから健康を極めようと思っている人は、病気になりたくないからというネガティブな理由に駆られて行動しないで!もちろん現状のリスクを把握することは大切なことです。でもその先を見てほしいと思います。

 

健康でいれば、何かしか人の役に立つことができます。

健康でいることは、他人の人生により良く仕えるため。

 

ということで、何があろうと最高のコンディションの自分を模索するのをやめないでください!

日本中の人々がもっと健康になって、余ったエネルギーを周りの人の幸せのために注いでくれることを願っています。

そのために記事を書き続けます。

 

ではでは、今週ももっともっと健康に!

 

<参考文献>

消費者庁. 平成28年度消費者政策の実施の状況
The Division of Sleep Medicine at Harvard Medical School. Sleep and Disease Risk
Carnegie Mellon University. How stress influences disease: Study reveals inflammation as the culprit

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