本&映画

最近読んだ本:Where’d You Go, Bernadette

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wheredyougo
最近、Where’d You Go, Bernadetteという本をものすごい勢いで読み干しました。

この本との出会いからして、ちょっと奇妙だったんです。

DCの地下鉄でも、日本の電車のように本を読んでいる人をよく見かけるのですが、この本を読んでいる人を3回も見かけたのです。

表紙がサングラスをかけた女の子のベクターアートで、
おしゃれで目立つので何の本なんだろう?と思っていました。
さすがに3回も誰かが読んでるのを見かけてしまうと、本に読めって言われているんじゃないかと思い始めてしまうものです。

「Don’t judge a book by its cover」という英語のことわざがありますね。
「中身を外見で判断するな」という意味ですが、直訳すると「本をその表紙で判断するな」です。
それでも、本に限っては表紙で判断してもほぼ間違いないのでは(笑)

で、肝心の本の内容。
主人公の母親が行方不明になってしまい、
残されたメールや書類などから彼女の行方を推理してゆくというちょっと変わった小説です。

最初は何も関係ないように見えるメールや文書がだらだらと続くので、ちょっとイライラさせられるのですが、次第にパズルのピースが集まってきて全体像が見えてきます。

それにしてもこの小説が普通ではないのが、
色々なスタイルの文章が出てくるという点です。
仕事のメールから友達へのメール、庭師への手書きメモ、集中治療室からの請求書、精神科医のカルテ、FBIの文書など盛りだくさん。
行方不明になってしまうBernadatteが書く文章の奇天烈っぷりがすごい。
良い英語の勉強になります。

この小説はシアトルと南極が舞台で、
マイクロソフトの社員の実情とか、ペンギンは実は臭いとか(?!)、
何気ないうんちくも学べて面白いです。
おかげでシアトルにも行ってみたくなりました。
(南極はちょっと…ですが)

それから笑えるほど日本のことが話題に上がります。
幼稚園児が「ぞうさん、ぞうさん」のお遊戯をしたり、
先生が尺八を奏でたり、南極でも通訳付きの日本の観光客が出てきて、船の上で折り紙を教えるなど。
著者は日本に住んだことがあるのかしら?

笑えて読み応えのある小説です。映画化してほしいな。

Where’d You Go, Bernadette(2012) by Maria Semple

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